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そもそも本人希望欄とは??
履歴書の最後に設けられていることの多い本人希望欄ですが、そもそもどのような事を記入すれば良いのか、しっかりと理解されている方はそう多くないのではないでしょうか。
まずはこの本人希望欄に書くべき内容をお伝えしましょう。
この本人希望欄ですが、決して自分のワガママを書くための欄ではないということです。
「子どもの送り迎えで何時までには退社しなければいけない」「介護している家族のためにも転勤はできないなど」どうしても配慮が必要な事を記載しておく、という意味合いが本人希望欄にはあるのです。
意欲が伝わる文章のポイント
希望を書くとなると採用担当者に迷惑をかけるのではないかと気になる方もいると思います。しかしどうしても必要な条件があるなら書かなければいけないですよね。その場合にも、担当者に希望を伝えつつ意欲を感じてもらえるような文章のコツをお伝えしましょう。
ポイント①:理由だけで終わらない
自分にとっては本当に必要な条件だったとしても、理由がなければ読み手の担当者にその必要性は伝わりません。なぜその条件が必要なのかを、簡潔に併せて書くように心がけましょう。
ポイント②:条件によって力を発揮できることを述べる
希望・条件と理由の2点があれば相手には伝わりますが、相手に意欲を伝えるために役立つもう1つのポイントがあります。それは希望と理由を書いた後に、そうした条件であれば自分はこれだけ力を発揮することができる、という前向きな内容を入れておくことです。
これを入れることで、その希望が“お願い”ではなく“提案”になり、企業も前向きに検討する材料ができるのです。
残念な本人希望欄の書き方
最後に採用担当者の印象を悪くしてしまう可能性がある書き方についてお伝えしましょう。
どれだけ正当な理由があっても、その書き方次第で相手の印象を悪くしてしまうこともあるのです。
パターン①:自分の立場を理解できていない書き方
履歴書を書いている側は採用をしてもらう側であり、企業は採用する人を選ぶ立場にあります。その立場を勘違いしてしまうと次のような文章が生まれる可能性が出てきます。
「もし希望が叶わないなら、今回の応募は辞退いたします」
働く上では必須の希望なのでしょうが、これでは採用してもらう側が上の立場にいるような感覚を企業に与えてしまいます。あまり余計なことは書かずに、伝えるだけなら必要な条件と理由を記載するだけで十分でしょう。
パターン②:理由について深入りしすぎる
働く上でどうしても必要な条件があれば理由とともに書いてもいいとお伝えしました。しかしその理由についても、理解してほしいがために深く書きすぎるのは良くないのです。採用担当者は多くの履歴書を確認しなければいけません。そのような時に長い理由がつらつらと書かれていれば担当者は読む気を無くしてしまうでしょう。希望を書く際には「○○のため□□なのです。」と簡潔に書くよう心がけましょう。
まとめ
もし働く上で必要な条件や希望があるのに、それを書かずに応募した場合、採用されたとしても双方にとって将来不満につながる可能性が高くなります。きちんとした形で希望を伝えられるようにすれば、むしろ人柄を認めてもらえることにもつながりますので、伝えておきたい条件や希望がある際にはこれまでお伝えしてきたことを参考にしていただき、適切に伝えられるようにしておきましょう。
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